・06/28


 
 
 

これから、僕がこのサーバーで活動していく上で、
どの街にどの団体(ギルド)が常駐しているかについて、知っておくにこしたことはない。
今日は、各街の「溜まり場」について調査すべく、全ての街を巡った。
 
 
 

アルデバランの街を最後に調査は終わったが、
ついでということで、時計塔を散策した。
 
 
 

2Fで、その場につったって何もしない2人組を見つけた。
Wizもろとも、女剣士を20回くらい殺したい衝動に駆られたが、
ここはひとまず我慢し、
 
 
 
そのまま3Fに向かう。

アラームと戦うものの、
とても敵わないので、敵を集めるだけ集め、他のパーティにぶつけるなどして、
死者を出し、場を混沌とさせ、逃げた。
 
MPKをするコツとして、ソロで狩っている人間にぶつけても、
ハエかテレポですぐに逃げてしまうが、パーティで狩っている団体にぶつけると、
仲間を置き去りにして、逃げたくないというくだらない見栄とプライドが
ハエやテレポを使うことを躊躇わせ、そのままパーティ全滅に持ち込めることが多い。
 
 
 
 
 

今度は砂漠に向かい、フリルドラを血眼になって探す。
剣士であった時も、フリルドラを倒し続けていたのであるが、
目当てのフリルドラカードは一向に出ず、そのまま騎士になってしまった。
おまけに、このフリルドラは、ハイドスキルを持っている。
しかしながら僕は職業柄ハイドを暴く術を持たないので、
隠れられると、どうすることも出来なく、難儀する。
聞こえてくるカサカサという足音が、発狂を誘う。
 
 
 
 

僕がここまでフリルドラカードに固執する訳を説明すると、
悪事を働く上で、「姿を消したまま、相手に近づける」ということは、
大変なメリットであり、僕のような人間にとって、なくてはならないアイテムである。
使い方も悪事の目的によっては、様々な効果が期待でき、
まさに悪人の為に作られたカードと言える。
露店で買えばいいという意見もあるが、稀少カードであるし、
なかなか市場に出回らない上、値段もバカにならないので、
結局自分で狩っている。
 
 
 

200匹程、狩るものの、成果はあげられず、
 
 
 

未だに狩り続けているのである。狂人のように。

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