・06/07
単独狩りに疲れた僕がふらふらと向かった先は、プロンテラ宿屋であった。
ここには、PvPドアマンがいる為、常日頃から猛者共の溜まり場になっている。
今の僕に必要なのは、休息ではなく、人間の血、なのだ。

宿屋に入るやいなや、
突然、Wizが奇声を発し、敵意を剥き出しに!!


その奇声で僕は察した。僕の前に座った以上、
奴には殺意があると見た。顔を見ればわかる。


2次職を相手に挑発を試みる。

なにをたわけたことを、と
この条件に奴は余裕の表情だ。
自信があるってことだな。

なんてこった。

そんなこと言わず勝負してくれよ

万が一にも、負けられないのか、+9の彼は誘いに乗らない。
この泥沼問答に辟易し、横から割って入ってきたのが、


このクレスタだ。彼もまた、僕の隣に立っている以上、
殺意があるに違いない。顔を見ればわかる。

お前とは初対面だ、気安く呼ぶなと凄むクレスタ


そんなことより僕と勝負してみないか

彼は勝負と条件を受け入れてくれた。
やはり、トヨタ車はこうでなくちゃな。


男は黙ってナイトメアルームでガチンコ勝負なのである。

待機室で待つ。

クレスタ以外は観戦者らしい。


一同はコンパスルームへ。

闘技場に着き、

試合開始。

開始早々、ユピテルサンダーを喰らう。
いきなり死にかけた。奴は殺る気だ。

こっちも負けじとバッシュで対抗だ。
しかしなかなか当たらない、攻撃はからぶるばかり。
このままじゃ、奴には勝てそうにない。


こうなったら、奥の手を使うしかなさそうだな。

今日の僕が這々の体で集めた古木の枝8本を奴にぶちかます。
これが今の僕の精一杯。
しかし、ロクなモンスターが出てないな。なんだこれ。

肉弾戦で殺るしかない。
焼かれながらも、必死で攻撃する。

しまった。

くそ

今日のところはこれくらいで勘弁してやるか。

ファイトマネーとして、観戦者から色々もらった。


次へ