・07/07


 
 
 

西オーク村で狩ることは申し分のない効率が出て、よろしいことこの上ないのであるが、
無茶な狩り方をすると、このようにすぐ瀕死になってしまい、危険だ。
この狩り場はExpの効率は良いかもしらんが、カード等、レアにはあまり期待できなくて、
Zenyの溜まりが遅いように感じる。
なんといっても世の中は金なので、即興で金を作るにはどうしたらいいかオークを狩りながら熟考した。
 
 
 
 
 

ふと、ある考えが浮かび、僕はPvPルームに足を運んだ。
 
 
 
 

考えとはなにか。
それは僕に勝つことが出来たら、頭に着けている+7ワイズゴーグルを
賞品として勝った相手に与えるというもの。
興味を示す人間は必ずいる筈だ。
 
 
 

しばらく待機していると、Estという女Wizがチャットに入室した!
 
 
 


 

先ずは相手にこの勝負に勝つと、賞品が貰えるということと、
勝負をするには、200kzenyが必要だということを説明する。
 
 
 
 
 

なぜ、200kなのか。
参加費を高くしすぎると、食い付きが悪くなるからだ。
相手にZenyを先渡しさせることを考えれば、
200kという値段付けが妥当であると考えた。
 
 
 
 

金を確認し、
 
 
 
 
 
殺りあう場所はそちらに任せるといった旨のことを伝えた。
相手はフェイヨンを指定。
 
 
 
 

予想以上に観戦者が集まってしまった。
これは動きにくいことになりそうだな。
 
 
 
 

相手は一体どんな戦法を使ってくるのか。
予想ができん。
 
 
 
 

カウントダウンが始まり、勝負開始。
 
 
 
 

途中、瀕死になりながらもなんとか勝利した。
相手は高レベルファイアーボルトの使い手で、
ストーンカースでこちらの動きを封じた後、
ファイアーボルトでたたみかけるといった戦法を使ってきた。
一戦目で負けちゃ大損ゆえ、簡単に負けるわけにはいかない。
 
 
 

観戦者が多いことを利用し、次の対戦相手はいないのかと呼びかける。
 
 
 

勝てば、賞品が出ることを強調しながら。
 
 
 

そこに現れたのが、このクレスタだ。
クレスタの野郎、調子こきやがって!
 
 
 
 
この試合こそ、負けられない。
前回負けたこともあり、今日こそはクレスタの鼻っぱしらをへし折ってやらないといけない。
 
 
 
 
 
しかし、気になるのがクレスタのレベルだ。
彼をよく知っているのであろうか、
隣に座っていた蒼炎という人物はクレスタのレベルは低いと言うではないか。
はは、そうかい低いかい。僕、ちょっと自信が湧いてきたよ。
 
 
 
 
 
 
 
 

えええ。





仕方ない、レベルにびびってたら、余計勝てる確率が減る。
腹を決めてタイマンしようじゃないか。
金を確認し、決闘場フェイヨンへ。
 
 
 
 
ぶっ殺してやる
 
 
 
 

勝負開始。
 
 
 
 

対人戦に慣れているのか、
FW、QM、SG、ストーンカース、ユピテルサンダーなどを状況によって使い分けている。
勝負は10数分に及び、長期戦となる。
 
 
 

しかし、相手をSP切れにまで追い込み、なんとか勝利した!
それにしても気になるのが、クレスタの頭の上に表示されている
マグニフィカートの詠唱。Wizがマグニフィカート?どういうことなのか。
 
 
 
 
 

クレスタの横に引っ付いていたこのプリが犯人だったか。
クソッ、プリの奴、クレスタを陰で支援してやがった。
 
 
 
 
 
まぁいいんだ。これで40万だ。ぼろいもんだ。
 
 
 
 

もっと手応えのあるやつぁいねぇのかい
 
 
 
 
 
  
次の相手はこのハンターの兄ちゃんだ。
嫌だなぁ、戦いたくないなぁ、レベルがエロいなぁ。
などと、心の中では尻込みしつつも、勝てる可能性は0ではないし、
金も貰った。殺るしかない。
 
 
 
3戦目が始まった。

ハンターの手慣れたアンクル撒きに見事はまり、
 
 
 
 

おまけにスタンバッシュが効かないときたもんだ。
 
 
 

負けた。
 
 
 

あんたらの戦い、楽しかったよ。
 
 
 
 
 
楽しい時間をありがとな。
金もありがとな。じゃあな。
なにか、相手に渡すものがあったような気がするが、なんだったかな。
まぁいいや。忘れた。

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