・06/30


 
 
 
近年、コモドの街は深刻な問題に悩まされている、という噂をよく耳にする。
ご存じコモドは水の街、周りが海に囲まれており、リゾート地として有名であるが、
街の水に油を垂れ流すことによって、水を汚染させているといった不届きな輩がいるそうで、
これはいかんなぁ。僕はすぐさま、調査に乗り出した。
 
 
 
街に着き、辺りを見回すと、

早速、発見した。2人がかりで油を垂れ流している!!
周りの水は、ピンク色に汚染されていてドロドロになっているではないか。
これはいけない。
 
 
 

彼らが召還しているモンスターをピアースで突き殺し、
汚染拡大を防ぐ。
 
 
 

途端、邪魔をするな、ともの凄いバッシングを受けるが、
そんなことは気にしてはいけない。
 
 
 

彼らは、止めようとせず、仲間内でなにか相談している。
話を纏めると、「枝を折った瞬間に、クラスチェンジをかける」
というものだ。
 
 
 
 

僕は、セージのことについてはよく知らないのだけれど、
そんな簡単にクラスチェンジを出すなんて出来るのだろうか。
 
 
 

彼らのバッシングは止まらない。
 
 
 

僕は攻撃を止めず、彼らが出すモンスターを殺し続けた。
 
 
 
 

ん?どうやら枝を折った直後、クラスチェンジを出すようだ。
 
 
 

直後、僅か1秒足らずの間にロードオブデスを召還しやがった。
 
 
 
 

くそ、僕のレベルじゃあ、触れるだけでこの有様だ。
 
 
 

赤潮を発生させるなど、彼らはやりたい放題だ。
 
 
 
 

この時点で、ガンホーに通報される。
 
 
 
 
 
コモドで油を垂れ流している奴らには腹が立つ、など、
人々が時々、陰口を叩いているのを見かけるが、直接、面と向かって、
言えない理由がなんとなく理解できる。
 
 
 
 
捨て台詞を吐かれ、
 
 
 
 

彼らは漸くどこかへいった。
良いことをしたあとは気持ちがいいな。
僕は安心し、狩りに出かけたのだが、
 
 
戻ってみると、

また、いた。
 
 
 
 
 
 
僕に気づいたのか、彼らはワープポータルを出し、
 
 

誘導させる。
 
 
 

着いた先は、どこぞのフィールド。
 
 
 
 
訳がわからず、再びコモドに戻ると、
 
どうやら、僕がポータルに乗ったことは、罠であると言い張りたいらしかった。
 
 
 
 
 
やっと諦めたのか、縫いぐるみを放り投げると、
 
 

彼らは、そのまま
 
 
 
 

どこかへ
 
 
 
 

消えた
 
 
 
僕がこのサーバーにいる限り、コモドに油は流させないぜ。
 
 
 
 
 
 
 
その後、

ん?
 
 
 
 
 

ダンジョンへ向かう人だったか。失礼。

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