・05/27
 
 
 
 
 
昼頃、

街の往来にて、SL2の槍やら槌で土突かれて、死んだ。
死んだら、即その場から離れたほうがいいと思った。
僕もまだまだ未熟である。
死んだまま、殺された相手らの会話に耳を傾けるものではない。
どうか彼らが近いうち、トラックに跳ねられて死にますように。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、

自分は、50の仲間とPKに繰り出したのである。
アイスダンジョンにいたやたらと固い青ネームを追いかけ回し、
自宅に籠もられる寸前になんとか殺したのだけれども、
棺桶を見ると、アイテムがたくさん。
どうやら、保険をかけ忘れていたようである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

保険をかけ忘れていた重大性に気づいた
青ネームが寄ってきて、
 
 
 
 
 
 

返してほしい、と。
 
 
 
 
 
 
 
Selupiko「アクセ?」
青「両方で待機4 詠唱2」
 
 
 
 
 
それらは僕がルートしていた。
 
 
 

青「それねえと、Warできないんだ。」
 
やけに良い装備をしていると思ったら、
彼は戦争人だったのである。
彼が言うには、装備がないと戦争に出られないから
お願いだから返してほしいとのこと。
 
 
それを聞いた僕は痛く共感。
彼の気持ちがすごくわかるよ。
 
口惜しかったことだろう、
無念だったことだろう、
もしも僕が彼の立場だとして、
身銭を切って集めた装備が戻ってこなかった場合、どうなる。
気が狂うに決まっている。
 
 
 
 
selupiko「テンパイさんにたのんでくれ」
青「?」
 
そう、目当てのアクセは僕がもっているのだから、
そういうことはテンパイに言えやとselupikoが促す。
 
 
 
 
  
僕は決めた。
ここで返してやらないと彼があまりに忍びない。
僕も人の子。鬼の子じゃないのです。
僕は笑顔で彼に近寄り、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 STOP THE WAR.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
返すわけがない。

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