・05/17
 
 
 
 
 
 
 
いや全く最近の僕はどうかしてたなぁ。
譬えば、前回、僕は派閥戦争がしたい為、
高抵抗装備が欲しいと言ったが、それにはどうしたらよいだろう。
そうだ、狩りをして装備の収集に努めよう!

駄目駄目。そんな上に向かう努力をしては駄目。
UOに於けるゴミを志す僕としては、モンスターを狩るだとか
そういう菩薩の如き真似事をしてはならなかった。
僕らしくない。ウジ虫らしくない。
 
 
 
 
 
 
正しくは、
前回、僕は派閥戦争がしたい為、
高抵抗装備が欲しいと言ったが、それにはどうしたらよいだろう。
そうだ、詐欺をして大金を得、装備の収集に努めよう!ウヘヘー

と、こうあるべき。
詐欺をし、嘆き悲しむ被害者を尻目に大金を得ることこそ、真理だよね。
いやー、危ない危ない。危うく聖人になっちゃうとこだったー。
 
 
 
 
 
 
 
さあ、今回の詐欺は、

今、最も売買が盛んなアイテムの一つとして挙げられる
裁縫ルニックを使っての詐欺だ。
 
 
 
 
 

緑色の服を着た彼は、
Hルニックが欲しいそうだ。
1500K以上で買いたいとのこと。
 
 
 
 
 
 

僕がそう言うと、
被害者も金は自分も持ってきているから
今すぐ取引したいのだがいいか、
といった意味のことを言い、
 
 
 
 
自分は承諾し、

トレードウィンドウ画面に。
 

被害者「OKですか?」
僕「はい」
 
 
 
 

被害者「ありがとうございました」
僕「はい」
 
 

被害者「またお願いしますね」
僕「ええ」
被害者「でわ^^/」
 
このように
取引は無事、終了したかに見える。
だが、そうではない。
僕はこのHルニックに或る「仕掛け」を施していたのである。
相手のバックパックにHルニックが入っているのにもかかわらず、
それを抜き取る仕掛けである。
 
 
 
 
 
 
 


被害者「あ」 
彼が気づいた時にはもう遅い。
 
 
 
 

自分は現場から猛然と逃げ、
 
 
 
 
 
 
逃げて逃げて

森まで逃げた。
 
 
 
 
 

家に帰り、
Hルニックと詐欺で得た金1700Kを確認した。
うまくいったようだ。
 
 
 
 
あの被害者は両手を自分の顔面に当て、
悲観に暮れているのだろうか。
一瞬そういう姿が眼前にちらついた。
 
 
 
 
終了。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
追記-
 
やはり周りは皆、敵、敵と人々を呪いながら
ブリテインをふらついていたら、

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
なんてこった。

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